モバマガ編集部です。
mineoの「パケット放題Plus(最大1.5Mbpsの使い放題)」を契約してから、気がつけばもう1年以上が経ちました。最初は「本当に1.5Mbpsで生活できるの?」と半信半疑でしたが、今では“これなしでは生活できない”レベルで頼り切っています。
この記事では、筆者が実際に毎日使ってきて感じた“リアルな体感”だけを書いていきます。ネットのレビューよりもずっと生々しく、実生活に即した内容になっているはずです。
実際に使うと、1.5Mbpsの数字以上の快適さがある

最初に強く感じたのは、「1.5Mbpsって数字ほど遅くない」ということ。YouTubeもニュースもSNSも、普通に使えてしまいます。
特に驚いたのがYouTubeの動作。最初の動画読み込みが一瞬で、そのあとも止まることはほぼありません。480pなら快適に視聴でき、スマホで見る分には全く不満がないレベルです。
実はこれ、mineo特有の初速バーストのおかげなんですよね。通信開始直後に一瞬だけ5〜10Mbpsくらいまでスピードが跳ね上がるので、動画の冒頭やサイトのテキスト・画像を一気に読み込んでくれるんです。これがあるおかげで、数字上は1.5Mbpsでも体感はもっと速い。他社でもバースト機能はありますが、正直、mineoの初速バーストは別格です。
ドコモ・au・ソフトバンクから回線が選べるのはやっぱり大きい
mineoはドコモ・au・ソフトバンクという大手3回線から選べますが、筆者はその中でもソフトバンク回線を利用しています。これがとにかく安定していて、パケ詰まりによる遅延がほとんどなく、平日の昼休みや夕方の混雑時間帯でもストレスを感じることがありません。
同時に日本通信(ドコモ回線)も使っていますが、こちらは突然速度がガクッと落ちることが多く、作業が中断されてしまう場面がしばしばあります。その点、mineoのソフトバンク回線ではそういったストレスがほぼ皆無。同じmineoでもどの回線を選ぶかで体感が大きく変わるため、この“選べる自由”の恩恵はかなり大きいと感じています。
また、この3回線から選べる仕組みはあまり注目されませんが、実は他社の格安SIMでは提供されていないことも多いサービス。通信の安定性を自分の環境に合わせて最適化できる点は、mineoの満足度を密かに押し上げている隠れた強みだと思います。
テザリングでスマホもPCも全部つないで生活できる

外に出たときは、ほぼ常にテザリングをONにして使っています。サブスマホやタブレットなど、3台同時につないでも普通に動いてくれるのは正直驚きでした。
PCで大容量ファイルを扱う時は少し引っかかることもありますが、メール・資料チェック・チャット・Web検索といった普段の作業なら全く問題なし。外で作業するときに「フリーWi‑Fiを探さなきゃ…」というストレスが完全になくなりました。
さらに便利なのが、家族の通信までカバーできる点です。外出先でテザリングをオンにしてあげれば家族のギガ節約にもなりますし、ドライブ中はカーナビの通信もまかなえる。我が家ではタブレットをナビ代わりに使っていますが、動画を流しっぱなしでも問題なく動きます。
33日間で10GBという制限こそありますが、データをほぼ気にせず「全部つなげる生活」ができるのは、パケット放題Plus最大の魅力だと感じています。
映画やドラマも問題なく楽しめる
タブレットやPCでAmazonプライムやYouTubeを観ることも多いですが、これも意外なほど快適です。
正直、1.5Mbpsで映画は厳しいだろうと思っていましたが、実際は問題なし。初速バーストで冒頭をガッと読み込んで、その後は途切れることなく再生できます。
大量データのダウンロードは“高速モードON”で一発解決!
パケット放題Plus(1.5Mbps)で唯一「ちょっと時間かかるな…」と感じるのが、アプリのインストールや電子書籍のダウンロードです。これはさすがに1.5Mbpsだと厳しく、明確に待ち時間が発生します。
ただ、mineoは高速通信と低速(節約)モードをアプリでワンタッチ切替できるため、大きいデータを落とすときだけ高速通信をONにすれば問題はすべて解決します。
普段は節約モードでデータ使い放題、必要な場面だけ高速に切り替える——この“メリハリ運用”ができることで、逆に効率よくデータを使えるようになります。
競合との比較で見えてきた「mineoの強さ」
1年以上使ってみて、改めて「月1,000〜2,000円でこれはやりすぎだろ…」と思うことが多いです。
同価格帯で比較すると、
- 日本通信は料金とデータ量は最強級だけど、ドコモ回線で混雑が多く安定性に欠ける
- 楽天モバイルは電波環境の差があり不安、つなぎ放題も月々3,278円。
- povoは基本料0円だが、無制限系トッピングが高くつきがち
その点、mineoは
- ドコモ・au・ソフトバンクから回線が選べる
- 初速バーストが強い
- テザリングが便利
- データ使い放題が2,000円以内で利用可
という、利用料に対しての対価が非常に高いです。
データ通信面は大満足。あとは“通話料金”が改善されるとマイピタは最強になる
mineoのパケット放題Plusは、スマホ・タブレット・PCまで含めて1つの回線でまかなえるほど実用性が高く、月々2,000円以下で“データつなぎ放題”を提供している唯一の格安SIMです。この点に関しては本当に文句なしと言っていいレベルです。
ただし、気になるのが“通話料金”。ここだけは、競合の日本通信や楽天モバイルと比べると少し弱い部分が残っています。
日本通信と楽天モバイルは、どちらも料金プランの中に「標準で通話料が無料になる要素」が組み込まれています。一方でmineoは、通話料を安くするには
- 通話料が半額になる「mineoでんわ」
- 「10分かけ放題(月額550円)」
- 440円分の通話が使える「10分通話パック(月額110円)」
といったオプションを追加で契約する必要があります。つまり、プランに含まれているわけではなく“別料金扱い”になってしまうんですね。
この違いが、料金とサービスを3社で比較したときに「mineoが少し選びにくい」理由のひとつだと感じています。
もし将来的に、たとえば10分通話パック(月額110円)がマイピタに標準で組み込まれるようになれば、日本通信や楽天モバイルと真っ向勝負できるどころか、むしろ“格安SIM最強候補”になるポテンシャルは十分あると思います。
2026年3月、パケット放題Plusが“1.5Mbps → 3.0Mbps”へ大幅パワーアップ予定
そして筆者の最大の朗報がこちら。mineoは 2026年3月頃を目処に、パケット放題Plusの速度を現行1.5Mbpsから “倍の3.0Mbps” に引き上げる予定 です。
これは、実際に1年以上1.5Mbpsで生活している立場からすると、正直“革命級”のアップデートです。
- 1.5MbpsでもYouTube・SNS・地図・テザリングまで普通に使える
- PC作業もこなせる
こんな状態が さらに2倍の通信速度になる わけですから、体感は確実に大きく変わってきます。
特に恩恵が大きいのは以下の使い方:
- YouTubeの画質がさらに安定(720pが視野に入る)
- Amazonプライムなどの動画再生がよりスムーズに
- アプリDLなどの待ち時間が短縮(高速モードONの回数が減る)
- テザリングがさらにパワーアップ。5〜6台の接続も可能では?!
mineoは“データ無制限系”で常にユーザー寄りのアップデートを続けてきましたが、今回の 3.0Mbps化は過去最大クラスの進化 と言っていいでしょう。
現時点でも最強級、3.0Mbps化で“格安SIMの完成形”に近づく
1年以上使い続けてみて、パケット放題Plusは「数字以上に使える」サービスだと実感しています。スマホ・タブレット・PCまで含めて1回線で済むほど実用的で、月2,000円以下でここまで使い倒せる格安SIMは他にありません。
そして2026年3月には、いよいよ 速度が1.5Mbps → 3.0Mbpsへ倍速化。これにより、mineoはさらに強力な選択肢になります。
- データつなぎ放題でスマホをガンガン使いたい
- テザリングでPC作業もしたい
- 家族のギガもまとめて面倒を見たい
- でも月額はできるだけ抑えたい
そんな人にとって、パケット放題Plusは今後“ほぼ完成形”のサービスと言ってもいいレベルに進化します。
あとは通話オプションがもう一歩改善されれば、mineoは間違いなく 格安SIM最強の座 に手が届くはずです。
通信料金を抑えた上にギガを気にせずに動画やネットを使い倒したい方は、まずは一度mineoを試してみましょう。







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