Chromebookとは何?「得意なこと、不得意なこと」のまとめ | ススムのレシピ

Chromebookとは何?「得意なこと、不得意なこと」のまとめ

パソコン

モバマガ編集部のススムです。

前回はASUS Chromebook Flip C214Mのレビューをお届けしましたが、今回は「Chromebookって実際どこまで使えるの?」という疑問にお答えする形で、「できること・できないこと」をもう少し踏み込んで、具体的に整理してみたいと思います。

Chromebookって何ができるの?

Chromebookとは、Googleが開発した軽量かつ高速なオペレーティングシステム「ChromeOS」を搭載したパソコンのことです。従来はクラウドを前提としたブラウジング用途が中心でしたが、最近ではAndroidアプリやLinuxアプリにも対応し、より多機能かつ柔軟な端末へと進化しています。そのため、日常使いから業務用途まで、ユーザーの目的によってはWindowsやMacに匹敵する利便性を持つようになっています。

【できること編】

1. パソコン版Google Chromeの利用

Chromebookの最大の強みは、PC版のGoogle Chromeをそのまま使用できる点にあります。タブ管理、拡張機能の導入、Web開発向けのデベロッパーツールなど、高度な機能がそのまま利用可能です。例えば、WordPressでのブログ編集、HTML/CSSの確認、ブラウザゲームの実行など、通常のパソコンと同様の使い方ができます。

2. Androidアプリのインストールと利用

Google Playストアから直接アプリをインストールできるため、LINE・Instagram・Googleフォト・Kindle・YouTubeといったスマホでおなじみのアプリも使用できます。これによりSNSやエンタメ系の利用がスムーズで、さらにタブレット的な使い方も可能になります。

3. Googleドキュメントやスプレッドシートの活用

Google Workspace(旧G Suite)の各種アプリケーションを用いれば、文書作成・表計算・プレゼン資料作成なども問題ありません。ファイルは自動保存され、複数人との同時編集や共有もしやすいため、ビジネスや学習環境でも活躍します。

4. 軽い画像加工・動画編集

Canva、Snapseed、CapCutなどのブラウザベースあるいはAndroidアプリを利用すれば、簡単なサムネイル作成や写真の補正、SNS向けのショート動画編集も可能です。日常的な用途では十分なパフォーマンスを発揮します。

5. オンライン学習や会議もOK

ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議ツールも利用可能で、Webカメラやマイクとの連携も良好です。Google Classroomなどの学習プラットフォームもスムーズに動作し、教育現場でも導入が進んでいます。

6. 日常的な利用との相性が良い

メールチェック、ブラウジング、動画視聴といった一般的な用途において、Chromebookは非常にスムーズで安定した動作を提供します。特に起動が早く、アップデートがバックグラウンドで完了するなど、手間がかかりません。

7. SNSとの相性は抜群

Androidアプリとの組み合わせにより、Twitter(X)、Instagram、TikTok、Facebookといった各種SNSとの親和性が高く、通知や投稿もスマホ感覚で行えます。SNS主体で情報収集や発信をする方にとって、ChromeOSは非常に快適な選択肢となるでしょう。

8. Linux開発環境も使える

開発者向けに、Linuxベータ機能(Crostini)を使えば、Linuxの開発環境をChromebook上に構築することも可能です。VSCodeやターミナルからのコマンド実行、PythonやNode.jsなどの開発にも対応しており、軽いプログラミング作業なら十分にこなせます。

【できない・向かないこと編】

1. 高度な動画編集や画像加工

Adobe Premiere ProやPhotoshopなど、プロ仕様のツールは対応していなかったり、性能面で満足のいく動作が望めない場合があります。高精度・高負荷なクリエイティブ作業には不向きです。

2. 専用ソフトが必要な業務

一部の業務では、Windows環境でのみ動作するアプリ(例:弥生会計、一太郎など)が必要な場合があり、Chromebookでは代替が難しいケースも存在します。その際はクラウド対応のツールへの移行が必要です。

3. ゲーム用途には不向き

PCゲームや3Dを多用した重いゲームはほとんど動作しません。基本的には、Androidアプリとして提供されているライトゲームが中心です。ゲーミング用途をメインに考えている方には物足りないと感じるかもしれません。

4. オフライン作業に弱い部分も

オフラインでも利用できるアプリはありますが、基本的にはネット接続を前提とした設計になっているため、通信環境のない場所では機能が制限される可能性があります。出先などでの作業には、事前の準備が求められる場面もあります。

Chromebookの価格面での魅力

Chromebookは、一般的なWindowsパソコンやMacに比べて、購入コストを大幅に抑えることができるのも大きな魅力です。新品であっても2〜3万円台から選択肢があり、中古やB級品を選べばさらに安価に手に入れることが可能です。スペックを割り切った使い方が前提となりますが、価格対性能比の面では非常に優秀で、予算を重視する学生やライトユーザーにとっては大きなメリットとなります。

まとめ:自分の使い方と照らし合わせて選ぼう!

Chromebookは、クラウドサービスを活用しながら、軽量でスムーズに操作できる点が最大の魅力です。SNS、ネット閲覧、ビジネスのライトユース、教育用途などにおいては他のOSに劣らないパフォーマンスを発揮し、Androidアプリとの組み合わせによって自分好みの作業環境を構築できる自由度も持ち合わせています。

さらに、Linuxアプリを活用することで、ちょっとした開発環境も整えられ、IT系の学習用途にも対応可能です。

ただし、高度なクリエイティブ作業や専門的な業務用途には一部制限があるため、自分の目的に合った使い方ができるかを見極めることが大切です。

それでも、2万円前後から手に入ることを考えれば、そのコストパフォーマンスは群を抜いています。気軽に使えるデジタルツールとして、Chromebookは非常に有力な選択肢になるはずです。ぜひ一度、その魅力を体感してみてください!

次回の予告:Chromebookでの作業環境を大公開!

次回は、**「Chromebookで実際にどんな作業環境を整えているのか?」**をテーマに、筆者が日常的にどのようにChromebookを活用しているのかを詳しくご紹介します。
実際の利用シーンや、おすすめのアプリ・拡張機能、設定の工夫なども交えてお届けする予定です。
これからChromebookを使いこなしたいという方には、きっと参考になる内容になるはずです。どうぞお楽しみに!

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